2-B19 ハンドヘルド円筒面タッチインタフェースの提案

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田村隼（筑波大学），加藤寛太（筑波大学），高橋伸（筑波大学）

一般的なデバイスで使用されている平面のタッチインタフェースに対して，非平面のタッチインタフェースを持つデバイスでは，形状の特性を活かした独自のインタラクションを設計できる．本研究ではタッチインタフェースの形状として円筒面に着目し，その特性を活かしたインタラクションを提案する．例えば，タッチ領域が環状に繋がっていることを利用して長距離ドラッグ操作を実装することができ，さらに，円周方向へ指を移動させる動作を物体を回転させる動作に見立てることで角度を調整するタスクに応用できる．このようなインタラクションやその応用例を実装するために，円筒面を指でタッチすることで操作し，特定の方向にスワイプすることでジェスチャを行う，円筒形の携帯型タッチデバイスを制作した．